研究のタイプ: レビュー (疫学研究)

[子宮内の電磁界(低周波、中間周波、RFとマイクロ波)の影響:疫学研究のレビュー] review

Intrauterine effects of electromagnetic fields--(low frequency, mid-frequency RF, and microwave): review of epidemiologic studies

掲載誌: Teratology 1999; 59 (4): 292-298

電磁放射は周波数または波長によって名称が異なるが、電磁界EMF)を作る。その発生源によって周波数が大きく異なる:高電圧送電線電気加熱ベッド、MRI、VDT、マイクロ波オーブン、衛星、ラジオ/TV送信機携帯電話送信機/受信機などがある。一般公衆の懸念は、EMFの健康への悪影響に関して大きくなっている。EMFが生物学的な活性で良い作用があるとの議論があるが、電磁界生物効果との関連性を説明できるメカニズムがない。繁殖に関する様々な発生源の電磁界ばく露のヒトへの影響が調べられた。発生源としては母親の住居、電気加温ベッド、職業ばく露(VDT)や医療ばく露などである。疫学研究には限界があり、繁殖への影響を明確に導き出せない。EMFは至る所にあり、避けることができないばく露である。しかし、EMFばく露生物的パラメ-タを理解するまでは、影響の可能性を閉ざすことはできない。また新たな研究も限られ、僅かな疫学研究からは結論を得にくい。無線周波マイクロ波からはデータが無いので、結論は導きだせない。現在、EMFにばく露している妊娠母親や父親が職業的、日常的にばく露されている状況が、ヒトの生殖プロセスに何ら間簿悪影響があるとする証拠はない。

ばく露

調査対象集団

影響評価項目

研究助成