1979年にWertheimerとLeeperの小児白血病と居住ばく露との関連性を示唆する研究が発表されて以降、電界・磁界ばく露と健康影響についての研究がなされている。ここでは、小児白血病、リンポーマ、神経系腫瘍と送配電線付近での居住に関する13件の疫学研究のメタ解析を行った結果を報告している。3つの腫瘍、それぞれについて、相対リスクは、白血病で1.49(95%CI=1.11-2.00)、リンポーマで1.58(95%CI=0.91-2.76)、神経系腫瘍で1.89(95%CI=1.34-2.67)であった。さらに品質の高い疫学研究が必要であり、これには電磁界ばく露評価とばく露のサロゲート尺度、交絡因子などの把握が必要である。
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